葬儀、葬式のマナー、常識を知ろう

葬儀

1)「ご臨終」から死亡まで

ご病気であったり、お怪我をされたり、ご寿命を全うされたりして、ヒトは人生の最期を向かえます。
ご自宅で死期を迎える。どこか屋外で死を迎える。病院で死期を迎える。いずれの場合でも「死亡確認」を医師がいたします。
医師がまず死亡診断をして、そして死亡診断書を発行いたします。
そして、それをお住まいになっている自治体に速やかに届けを出します。
自治体には受付や担当部所で聞いて、間違いの無いようにしてください。

ご臨終には先ず近親者に連絡をして、それからのいろいろな進め方の話し合いをしましょう。
段取りができたら、次に親族、友人、仕事関係、学校関係などの親交の深い方に素早く連絡をいたしましょう。
故人と親交が深い人は、こうした場合、いち早く連絡を受けたいお気持ちです。
最近の葬送は、全てにおいて形式より関係や内容の一般常識を重んじた行動が主体になっています。

  • 贈与や相続は、生前に遺言状を作って、大事なことは決めておきましょう。
    遺言状のフォームは本屋さんなどで販売されています。
    記載はご自分の文字で書き、パソコンは本当に当人が書いたものか疑われる場合がありますので控えましょう。
    (それでないと、親子、兄弟が争ったり、喧嘩になったりします。また結婚相手は義理の関係であり、血縁の無い他人ですので、遺言状は大事です)。
  • 銀行通帳の預金は一時クローズします。(現金の出し入れが出来なくなります)
  • 葬儀の主宰者側、弔問客側の近親者、関係者のリストを作っておきましょう。
  • 葬儀を中心になって運営される方(マネージャーや司会者)は、亡くなられたご本人の、喪主になられる方に、故人のご希望や考え方をお聞きしておきましょう。
  • 最近は葬儀屋さんで、司会をしていただくケースが増えてきました。専門家ですから慣れています。ミスに無いようにしましょう。「式」は全て進行司会者が大事です。
  • 葬祭側のスタッフもある程度決めて、担当していただく係りを決めておきましょう。
  • 葬儀屋さんは、葬祭についていろいろ教えてくださいますので、それとなく葬儀屋さんは調べておきましょう。
    あまり遠いところより近いところの方が良いと思います。何かと相談して教えてもらうことが出てくるでしょう。
  • 喪主を決めて、全ての葬祭の主としてのご挨拶や御礼をいたしましょう。
  • ご遺影に使う写真も決めておきましょう。

2)御通夜と葬儀と火葬

亡くなったその夜をお通夜とする場合、翌日や別の日をお通夜とする場合があります。
どちらでも決まりはありません。
その人の置かれた環境、状況を考慮して、その方に合った葬送計画を進めましょう。

通常は葬儀屋に相談をして、「通夜/葬儀/火葬」又「火葬密葬/葬儀」又「火葬炉前密葬」などを決めて行います。
状況、スケジュール、予算などで決めて行きましょう。
ご葬儀の日程は、社会の高齢化で火葬場が混んでいますので、この火葬のスケジュールが基本になります。
その火葬の日程に合わせてお通ややご葬儀の日を決めて行きます。
一週間も10日も先になることがあります。
季節によりご遺体の保存に冷凍庫を使ったり、ドライアイスで冷却したりします。
葬儀屋さんにご相談ください。
これも現実には葬儀屋さんの進行司会か、どなたか、主体者側の進行司会者が重要です。

直葬(じきそう)

最近増えている方式です。火葬場で全部をしてしまう方法です。
火葬に炉の前で簡単なご葬儀の挨拶をします。そして火葬をします。火葬が終わると終わりです。
これは火葬場によって異なりますので、火葬場に良く聞いてください。
葬儀屋さんにお願いした際も、よく事前に、葬儀屋さんとご相談なさると良いですね。
これも進行司会が大事になります。

お通夜/火葬はご親族で行う

葬儀は幅の広い関係者というのが一般的です。
ただ、最近は亡くなられる方がご高齢の方が多く、お付き合いをされているヒトやご友人も少なく、ご葬儀も内輪の密葬が多くなっています。
これは内輪のご葬儀ですから、身内や近しい方の司会進行になります。

ご霊前香典/ご仏前香典/御花料

お香典は通常は受け取り、記入をして管理します。
お返しはその場でお渡しするか、別途後ほど伺い、ご郵送など決めておきましょう。
故人の意思によってお断りする場合は、弔問のお客さまの失礼にならないように、事前に訃報のおハガキきやご葬儀のご案内ハガキなどでお断りをしましょう。
あるいはお電話でも良いと思います。

  • 司会、案内係、受付などをお願いする方を決めておきましょう。
    進行司会は葬儀屋さんにお願いするケースが多くなっています。
    その際の台本と人名は作ってお渡ししましょう。
  • お座りいただく場所も親族と近親者、お客さまと分けてご案内しましょう。
  • お客様の火葬場への参列は事前にお伝えしておきましょう。
  • ご遺体を運ぶ持ち手も事前に決めておきましょう。
  • 帰りのご遺骨を持つ喪主、ご遺影を持つ人も決めておきましょう。
  • ご火葬が終わりましたら、自宅に帰りご親族でねぎらいをいたしましょう。
  • 金額は都会では1万円が基準で、仲間は5千円、縁の薄い方は3千円とかになりますが、これはケース・バイ・ケースで対応してください。
    老人ホームなどの場合などは、その場での暗黙の決まりがあると思います。
    周りとよくご相談ください。

3)お墓と入墓

通常はお亡くりになってから49日を過ぎて、お墓に埋葬をいたします。
それまでに家がお墓をお持ちの方は良いのですが、新しくお墓を購入する方は、良く検討してお墓を購入しましょう。
49日後と言っても法律で決まっているわけではありません。
仏教で言う人が命を終え、霊が仏になる日数です。
49日たって釈迦の仏門に入り信徒になるわけです。
戒名という釈迦の弟子になった名前も付けることになる日にちです。
ですから、厳密な仏教徒でない一般人ならば、充分時間をかけて検討いたしましょう。

最近は、不況の影響でしょうか、ご遺骨をお宅の何年もお持ちの方もいらっしゃいます。
押入れの奥にしまっておいて忘れてしまうこともあります。それはあまり好ましくありません。

お墓への埋葬や、海や陸地や花壇への散骨や、樹木葬や自然葬もいろいろな現代感覚のものが増えてきました。
「自然回帰」と言う観点から、いろいろな形のお墓の検討と、立地的な条件、価格、お参りの際の利便性など多角的に検討して選びましょう。
事前に下見をして十分納得が得られてから購入しましょう。

  • 自治体で埋葬証明をもらっておきましょう。(法的には余り厳密な意味はありません)
  • お墓や自然に埋葬・散骨した際には、その実行をしたところから「埋葬・散骨証明」を発行してもらいましょう
  • 同時に何らかの『お手許供養』も大事なことです。
    お手許供養とは、家の中に置いてご供養をする、例えば故人の「写真フレーム」や「メモリアル・モニュメント」も、お手許供養の一つです。
    これも合わせて考慮していただき、ご相談されると良いと思います。
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